年末にEテレでまとめて26講放送していたのを、録画して一気に観た。2時間くらいの内容だった。
クリクリ坊主のかわいい一休さんは激しく創作していたらしい。んー、伝記でも読んだ気がしてが、あれもウソだったか。
禅とは何か、についてこのアニメを見るだけで、自分なりの考えやイメージができてくると思う。
美醜や善悪は人間が勝手に作ったもので、悟りの世界にはそんなものはない。色即是空であるから、人が考えたことなんて、みんな本当はありもしない無なのだ。やっていいとか、悪いとか、そんなものを超えた、自然さを愛して、好きだと思えるものを好きでいて、という暮らしの中に悟りがあるのだ、と、そんな感じのメッセージを受けた。
それでもやはり生き物としての不快と快はあるのだが、禅はそんなものも空だと言っているのだろうか。わからない。このわからなさこそが、善の良いところなのかもしれない。