息子の学校の体育祭。普通なら平日開催なので参加できないが、オレは例の如く長い長い休暇の最中、心の洗濯中なので観戦可能。ツマと出かけた。出る間際に便意を催してしまった。そのせいで息子らのダンスが見れなくなり、済まなかった。
場所は飛田給という、変わった名前の駅。巨大な体育館があり、近くには味の素スタジアムがある。
全学年の生徒が、赤黄白青の4色のどれかに別れて戦う。うちの息子は青組なので自然、青を応援しながら、知らない子供達が懸命に走っているのを上から見守ることになる。
大きなスクリーンに現在の状況が映る。僅差で青組は3位だった。
青が買ったか負けたかを見ながらの一喜一憂。
子供が大変な速度で懸命に走っているのを見るだけで、涙が出そうになるのは何なのだろう。そこに純粋さを見るからなのか。力強い未来というものを感じるからなのか。速く走っていることの驚きが感動に似ているからなのか。
どうにか双眼鏡で観客席にいる息子を見つけた。マイペースなので、近くの誰かと会話している様子はないが、自分を自分で楽しませることができるのは最強だと思う。頼もしく思う。附和雷同しているよりもよいと思う。今は孤独を感じることもあるだろうけれど。人と親しくすることを優先することで、失われていくものもあるのだ。
結局、最終演目の高校3年生の騎馬戦まで見た。これも見応えがあった。一生懸命だということは美しい。
最後まで見たので引き上げた。昼ごはんを食べ損ねたので溝の口の餃子の王将で、早めの晩ご飯を食べた。息子から、サイゼリアで友達とご飯を食べていくとメールあり。ちゃんと彼は彼の居場所を見つけている。
青組が優勝したと、そのときにわかった。