風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

長い自己問答

せっかく有給を取ってのんびりできるはずなのに、なんだか仕事のことが気になって落ち着かない。何か不安なのだ。その不安の正体がわからないので、リラックスできない。

どうした、自分?

 

何が怖いのかをじぶんなりに考えてみた。

会社での孤独?

解雇されること?

無能と思われること?

どれも、これだ!という感じではない。実際にそれらが起きそうな不安は抱いていない感じがする。

 

怖いのは、自分で、やりますやれます、と言ってしまったことに対して、やれるかどうかに自信が持てなくなってきたとき、だと思えてきた。

 

これって誰にとっても怖いことだよな。

社会人ならば。

 

責任感というやつか?

俺も子供の頃から通知表には、責任感が強いと書かれていたような気がする。

長男だから?いやいや、それは原因論

アドラー的にいえば、この責任感の強さは何を目的としているのか、という目的論で考えないとね。

この責任感の強さで俺が満たしたいのは?

 

やります、と、言ったよね。

と、責められることが俺にとって怖いのだな。

約束を守れる人、と、思われたい気持ちが強いんだな。そこに自分の欲があるので、同じく恐怖の源泉もそこにあるわけだ。

さらに目的論。

約束を守る人、と思われることで何を得たいのか?

 

その約束を果たすことにあまり意味がなくなっても、自分は約束を果たすことにこだわるような気がする。

やらないとならないこと、の、頭の中のリストを軽くしたいのだろうか。

 

俺の毎日は、やらないといけないことのリストに書き込みをして、それを消していくような日々。

これを改めるのは簡単ではなさそうだ。

これはこれで役に立っているし。

そこに消せるかどうかわからないものが書き込まれていることが恐ろしいのだろうな。

 

自分で、やります、と、約束させられたり、約束したりする時に、そこには責任が生じる。

が、それを全うするだけの体力や、時間や、能力に不安があったり、必要な権限がなかったり、予定外の仕事を入れられたり、そういうことが起きていることがこの不安感の始まりであろう。

 

俺が悪いんじゃない!

静かにそんな結論のぬるま湯にあたままで浸かっていよう。今日はお休みなのだから。