風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

掃いて捨てるほど

これは気の持ちようの話ではなくて、厳然たる事実として、俺の代わりなんて掃いて捨てるほどいるんだ、と、俺がいなくてもなんとかなるものなんだ、と、練り込むように、自分に最近言い聞かせてみている。

 

これは俺しかできない、と、それを燃料に心を燃やして頑張れる人はそれで良いと思うが、俺の代わりなんていくらでもいるんだよな、と肩の力を抜いて暮らしていく方がなんだか楽だった。こないだまでそんな気持ちもあって、それを誇りや励みにしていたが、いなくたってなんとかなるもんだ、とツマにいわれて、ああそうだよな、と思い直した。

そして、そういう使命感や責任感のようなものは出来るだけ背中から落とそうと思う。

 

お客さんとの電話会議の前には、俺の代わりなんていくらでもいる、と、心で唱えてから臨むようにしている。逆にその方が力が抜けて頭の回転もしっかりしているように思う。