湯浅政明監督の作品なのでその突出した自由な表現を楽しむべきなのだろうが、そしてこのデビルマンはなにしろ原作はいろいろ残酷表現で伝説がある作品だ。詳しいことは書かないけれど、自分も漫画の原作を見てヒロインがたどった運命を見たときには、しばらくげんなりしたものだった。永井豪すげえな、と思った。悪を超えた悪を生む話なので、まずは悪を描かなくてはならなかったのだろう、としてもだ。
ただ、デビルマンがアニメになったのを観る人たちは、あの苦い話を観たくて観るのだし、特に何も知らずに見る人はそれはそれでびっくりする展開に唖然とするのもまたいい経験ではないかと思う。
昨夜不意に「まだ終わりまで観ていなかった」ということを思い出して、つけて３話をまとめて観てしまった。最終回まで観てしまい、地球規模・人類規模の破滅というものを観てしまい、なんだか眠れなくなってしまった。寝る前に観るべきものではなかった。
