ビュッフェ型の朝ごはんがありがたく感じられた。飛騨牛乳がうまい。
有名な朝市に出かけてみた。地元の野菜とさるぼぼを売っている。思っていたほどの賑わいではない。旅人の我々が野菜を買うことはない。焼きたてのパンとか、地元の山菜を使った赤だしの味噌汁とか、ちょっと旅人が喜びそうなものを売ったらどうか。朝ごはんを食べられるお店は繁盛していた。
風鈴の音が涼しげな神社へ。感じのいい神社。ここら辺は通りの横をいつも人口の清流が流れていて大変気持ち良い。
神社の中の展示場に1000円で入館。人形と車が陳列されていただけなので、期待はずれだったがそういうこともある。
高山陣屋は消防点検でお休みだった。が、その分余裕を見てバスに乗れた。
平湯温泉いきのバスに乗って、途中の鍾乳洞で降りる。恋人の聖地らしい。
息子が頭痛を発症。バスの中で本を読んでいたからではないか?彼を看護する親2人。お菓子を買ったり、指をマッサージして頭の血行を刺激したり。
バスターミナルから小さい無料の送迎バスが鍾乳洞まで連れて行ってくれる。
20分くらいして息子の頭痛がおさまる。見どころ多いが統一感はない、鍾乳洞併設の博物館を見てから、鍾乳洞へ。12℃だって、涼しい。
出口がABCと3つあって、奥に行くほど登り坂がキツくなる。幻想的で綺麗なコーナーはA出口までに集まっている。しかし欲張ってC出口まで行った。息が切れた。軽い登山だ。息子が途中の石の店でなにやら買っていた。俺は自分の仕事場に石を置くところがないので通過。玄関によく、大きな石を置いている家がある。あれの効果はあるのだろうか。
バスで平湯温泉へ。遅めの昼メシはメンチカツ。
バスで、深山桜庵という宿へ。
これまで俺が泊まった全ての宿の中で、ここが第一位である。
全てが行き届いている。みんな笑顔で気持ちがいい。ここに住みたい。飛騨牛乳飲み放題。
滝に行くことも考えていたが足の痛みと体の疲れが限界。部屋についている開放感のある風呂に身を浸す。妻に足を揉んでもらい、そして寝てしまう。布団が敷いたままの部屋がある。そしてその布団の寝心地はすごく良いのだ。ゴロゴロしながら、VIVANTの7話をネットで見た。
食事は囲炉裏端で夏は暑い。冬は最高だろう。どれも美味しくて完食である。飛騨牛は脂が胃もたれしないし、焼いても肉があまり硬くならない。部屋に戻ってソファでうとうとして、目が醒めたので他の家族たちの動静を見に行ったら、息子も妻も明かりのついた部屋で寝落ち。
今回の旅はどの辺に行くかは俺が発案したものの、移動計画と宿の手配は全面的にツマの手柄である。ありがたいありがたい。
うちは旅行に車を使えない。バスが頼りである。