風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

春の旅 山梨 3

昨夜は曇り空で星が見えず。空模様ばかりが気になる1日の始まり。

朝ごはんは洋食。プレーンオムレツと自家製のケチャップソースが美味しかった。コーヒーも美味しかった。

マイクロバスで清里駅まで送ってもらい、清里駅でレンタルサイクルを1日借りる。そして萌木の里というところに行く。ひとけがしない。寒々しい。しまったままの店も散見される。観光地の成れの果てがここに。ツマに猿の小さい人形をお土産に買ってみる。

息子はひとけがないので立ち小便。

これは時間が余りそうだと安全としていたところに、天の助け。1000円で入場のオルゴール博物館が想像以上に見所があった。定期的にやっているオルゴールのコンサートが見応えがあり、これをみるためだけでも入場した甲斐があった。甲斐路だけに。

オレはト音記号の描いてある新しいメガネケースを、息子はピアノが描いてある定規を記念に買った。

 

レンタルサイクルで下る。

清里駅は標高の最も高いところにある駅。日本で2番目らしい。駅から離れることは坂を下ることと同じ。小作という店でほうとうを食べた。

オレは豚肉ほうとうを食べた。かぼちゃが驚くほどに美味しかった。すごい量で食べきれないだろうと思ったがほとんどが野菜だったので、なんとか食べきれた。

そこから地図に載っていた種田山頭火の碑にムスコが行ってみようと言うので、さらに坂を下る。10分後くらいに見つけたが、文字の掠れた白い棒が1つ立っていただけでがっかり。

戻ることにしたが、ずっとずっと上り坂。レンタルサイクルもチェーンがかたかたいって漕いでいてつらい。途中で完全に廃墟化した一角を見た。牧場の道という道を登ったのだが、15歳の若者と55歳の初老のおっさんでは体力が違いすぎ。息子に置いていかれた。息が切れた。老いの悲しみ。

ようやく清里駅に着いてレンタサイクルを返却。

タクシーでホテルに戻ろうと思っていたら息子が、昨日と同じように歩こうと言ったのでたまげた。オレだけタクシーで帰ってもいいよ、と言われたが、先にホテルに戻って心配しているのも嫌なので一緒に歩く。また歩くとは。

ホテルに戻ったらオレは爆睡。