風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

プリンターの設置へ実家へ

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父親のプリンターの調子が悪く、印刷すると謎の線が出てきていくらヘッドクリーニングしても消えないとのこと。長く使ってるようなので買い替えを促した。もういい歳なので、おれが見繕ってやることにした。キャノンのレーザープリンターを選んでやり方、実家に配送してもらった。

 

お昼頃、1時間かけて自宅に行き、無線の設定、ドライバのインストール、スキャンソフトのインスールなどの世話をやいて、すべてが無事に動くようになったのを確認。暑い部屋だったが、父は平気そう。これが老人は温度を感じない、というやつか?

 

これで自宅でメールも読めるし、コピーもスキャンもできるので、ちょっとしたら仕事なら通勤しなくても事足りるようになったであろう。これほど色々ついて12000円とは、ハードウェアの値下がりには驚いてしまう。俺も買ってしまおうかと思うくらいだが、何しろ、家が狭くて置くところがない。

父はもう80歳である。

それでも、家でパソコンを操って仕事して、金をもらおうという。健康というものの有り難みがよくわかる。もう仕事辞めたら、というと、今のプロジェクトが終わるまでやめられない、とのこと。ま、そういう気持ちが人を健康にする面もあろう。

 

撤収 ひとまず

お客さんがプロジェクトにかかったお金を払ってくれず、こちらもやることはやったので、と、お金を請求するも、できてないじゃん!という先方の言い分で話がまとまらず、ともあれ現場の自分は泥まみれのプロジェクトから撤収。お客さんが改心してお金を払ってくれたら、また同じプロジェクトに舞い戻ることになる線もあるものの、ひとまずは戦線を離れて暫しの休息だ。

冷蔵庫で数ヶ月冷やされていたエビスビールを飲んで、ヨメのたくさん買ってきてくれた焼き鳥で、離脱を祝う。缶ビール一本ですっくり手足が暑くなる、相変わらずの安上がりな自分である。

つらいことだらけであったが、ソフトには詳しくなったし、無理な仕事で踏ん張ったので「特別な」ボーナスを昨年末にもらった。上長の言うことを信じるのならば、だけども。

つらかったな、ということを思い出しながら、ビールの炭酸に身を任せる。

傘寿

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父親が傘寿。80歳。

まだ現役で働いており、パソコンを頑張って操っている。

弟が、次の誕生日は傘寿だと言い出して、俺に何か祝いをしないのかとまるで催促めいたことを言ってきた。父親に聞くと祝いはよい、とのこと。引退ムードが出るのが嫌なので、とのこと。

せめてそれなら色紙でも送ろうか、と俺が発案。寄せ書きを送ることにした。

色紙の手配と中央の飾りは弟が。俺は全体の指揮と連絡系統の整理、妹の娘さんが綺麗に飾り付けて、傘寿の祝いの色紙の完成である。3人の孫もそれぞれにメッセージを添えた。

父親が嬉しそうにしている写真が届いた。こういううれしいことがあると、人の脳はまた活発に働くと思う。再来年は母親の傘寿になる。みんな、できるだけ元気なままに長生きしてもらいたいと思いつつ。

ふるさと納税 うなぎ

 ふるさと納税シリーズの第一弾はうなぎ、である。

 鹿児島にふるさと納税したら、うなぎが届いた。うなぎは今や高級食材なわけだが、俺は個人的には大好物。でも、値段が高いのでなかなかいいのは食べられないんだよな、と思っていた。そこへうなぎが届いた。冷凍された状態で。お湯で温めていよいよ今日食べてみた。

 脂がしっかり載っていて、身もしっかり太っている。

 う、うまい!

 うなぎの身の太さ、これだけしっかりとウナギを噛み締めて、その味を楽しんだのは久しぶりだ。ふるさと納税、すごい。調べてみたら、確定申告にいちいちいかなくても書類にしっかりと書いて、マイナンバーを郵送すれば、事務処理は苦労せずに終わらせることができそうだけど。その分だけ、税が還付されるのだろうか。

 確かに、ふるさと納税、やってみるべきだったのかもしれない。

 やったことないものにはなんとなく手が出しにくいのだが、こうやって知らない世界に手を出してみて、そうしていろいろな刺激を脳にもらうということが、若さを保つために必要なのではないかと思う。

 

息子と運動

 近くの公園に散歩に行った。俺も中学生、高校生の頃は走るのが大好きだったし、結構足は速かった。が、今は誰にも信じてもらえないような体型になってしまった。

 息子が走ろうぜ、と誘いかけてくる小学6年生。体格はまだまだ小さいのだが、足は立派に育っていて、一緒に走ったらもう彼には敵わない。いつの間にか駆け足で負けるようになってしまっていた。

 3分、全力で走ったら心臓が破れそうになる。

 汗が止まらない。

 50過ぎのおっさんが走ってはいかん。

 家に帰るとすでに脹脛に筋肉がついた感覚がする。立っていても体が安定する。踏ん張りが効く。筋肉は裏切らない、と誰かが言っているが、言いたいことはわかる。そう筋肉は人の心を安定させる。しかし疲れることが基本的に好きではないので、分かっていてもダラダラしてしまう自分なのだった。

 風呂に入って汗を流す。気持ちがいい。

 昼に風呂に入る。ゆっくりと1人で誰にも邪魔されずに。

 そうして風のよく通る部屋で、ビーズクッションに体を預けてヘッドフォーンで音楽を聴きながら、まどろむ。火照った体を風が冷やしてくれる。時々思い出したように俺の部屋にぶら下がっている風鈴が涼しげな音を立てる。至福。

10万円のメガネ

 いわきのメガネ、というメガネ屋さんに昨日寄ってみた。今かけているメガネは安かったからなのか、そういうものなのかわからないけれど、近くを見るのに耐えられない。眼鏡を少しずらしてやらないとパソコンや携帯電話の画面が見られないのだ。使いにくくて敵わないと思っていた矢先に、息子の強度の近眼が発覚。それとともに6万円くらいのメガネに買い換えることとなった。

 高いメガネというのは何が違うのだろう。と、思っていた。息子の目にフィットする眼鏡を作ってくれるということで、アンファンというブランドで眼鏡を作ったわけだが、俺も人生で1度くらいは高い眼鏡を作ってみてもいいかな、と思い始めていた。

 ゼンハイザーの高いヘッドフォーンの実力に驚き、呆れて、そうして思った。人生は長さが決まっている。そんな中で同じ音楽を聴いていて、少しでもそれを多く楽しめるのならば、それは正しいお金の使い方ではないか。お財布が許すのならば、こういうものは高いものを買ってみるべきなのかもしれない。ゼンハイザーのヘッドフォーンは本当に細かい音をしっかり拾ってくれる。音の露天風呂に入っているような心地よさがそこにはある。

 それから、今回のコロナで株価の暴落を予見して少し儲けたところに加えて、そろそろ上がるだろうと逆に買いで入った株の運用がかなりうまくいっている。年収の半分くらいは3ヶ月で儲けた。そのうち上がるだろうとたくさん買い込んでおいたDMPという会社の株が2日連続のストップ高になったり、日産自動車の株を「売り」で入ったその日に、大赤字のニュースで大儲け。そのあとすぐに「買い」に切り替えたら、日産自動車に資金を供与する銀行のニュースで株価は反転、またこれも大儲け。どれも運が良かっただけで、実力とかそういうのではないのだけれど。

 株で大きく儲けが出てくると、これだけ儲けているのに何にも生活に影響させてないんだよな、という気持ちになってきた。それで前から欲しいと思っていたノートパソコンを買おうかな、と思ったりもしていたのだった。が、ノートパソコンを買う必要性なんて別にないのだ。無駄な買い物に終わりそうな感じが漂っていた。

 という中で、メガネ屋さんに行ったわけなので、お店にしてみたら鴨がネギを背負っているようなものだ。

 そんなに高いフレームを買うつもりはなかったのだが、なかなか気にいるフレームが見つからない中、ん!これは似合うぞ、これにしたいぞ、と思ったフレームが異様に高かった。BVLGARIとフレームに刻印されていた。これってブルガリってやつ? お洒落ブランドなのか。んーーー、俺はブランドには全然興味がない。だが、しかし、このフレームをつけている自分を見てしまったからには、他のどのフレームにしても「妥協」となってしまう。

 それからレンズだけれど、どうしてiwakiの眼鏡のレンズは高いのだろう。わからない。どうしてZOFFのメガネのレンズは安いのだろう。わからない。なんで1万円でメガネが作れるのか? ともあれ、高いのには理由があるのかもしれない。まるで自分の体の一部のように使うものだ。サイボーグの部品のようなものなのだ。視野が広くなって、目が疲れにくくなって、思考が前向きになって、株で勝てるようになるかもしれない。

 わかりました、いいです、このフレームで、そしてこのレンズで。

 皮の鞄と、カシオのオシアナス、に続く、仕事用のちょっとカッコつけアイテムの3番目である。

 お店を出たら店員さんがずっと出口で頭をこちらに向けて下げていた。誰にでもそういう風にしている店なのかもしれないし、不意にきてでかい買い物をしてくれたお客さんへの感謝の気持ちなのかもしれない、が、いずれにしてもちょっと偉くなった気分ではあった。

 ヨメは爪に火をともすように節約ライフを貫いていて、高いものなんて全く身につけていない。ので、そういう話を聞いて、面白くなさそうではあった。

 もうノートパソコンを買うことを夢見ることはなかろう。

部屋の模様替え

部屋の模様替えが好きで中学生の頃は年に3回くらい、机の場所やら向きやら本棚の位置やらステレオやら、とにかくいじったものだった。どうやったらより快適に勉強できるのか、音楽を楽しく聴けるのか、その改善魂には果てがないようであった。

テレビゲームをやっていて、テレビと体があまりに近くて目が疲れる、という気持ちになり、そうだテレビの向きを部屋の中心に向けたらいいのではないか、と閃いて久しぶりの模様替えをした。

重たいテレビを動かしたりコードを抜いたり挿したり、ホコリだらけの床を拭いたり、そうこうして模様替えは完成。敷いた布団からまっすぐテレビが見られるようになった。大きな成果である。

 

息子の視力の低下はひどくて、この調子では成人した時に失明の危険すらあると、眼科の先生に注意されてしまったらしい。

ゲームのやりすぎだったのか。