風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

水草

いつしか金魚の水槽は金魚たちには手狭に見えるようになっていて、泳ぎも泳げるところを探しているかのようになった。魚たち個体の成長も水槽が狭くなった一因だが、すくすくと水の中で大きくなっている水草たちがその原因であることは疑いようもない。水槽は自分のものであるかのような我が物顔。金魚の添え物のはずがいつしか主客転倒。金魚は水草のないところをなんとか泳いでいる。試しに水草を持ち上げてみたら、ズシリと重い。藻が絡まりもつれてまるでボールのようだ。

俺は金魚を飼っているのであって水草を栽培しているつもりはない。

なのでこれを書き終えたら心を鬼にして水草を半分捨てて、半分を水槽に戻すつもりだ。昨年の春も同じようなことをした記憶があるので、毎年春頃にこうした伐採をしないとならないものなのかもしれない。