風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

切り替え

木曜日までがあまりに忙しかったので、金曜日の客先のセッションのための準備時間を1秒もとらずに、ぶっつけで金曜日に臨んだ。脚本を全く読まずに舞台に立つような無謀である。少し話し始めて、すみませんがここまでしか本日は準備できてません、と、どこで言おうかなと腹をくくって話し出した。何にも準備してないなんて生まれて初めてだ。なんだか愉快な感じだった。うまくいくわけないのだ、何にも準備してないのだから。底抜けに気楽だった。あー、うちの会社はそこはそうなってるんです、と、お客さんが反応したので、これはしめた、と思った。あー、そうなんですね、その背景を聞かせてください。と、つなげて、そのまま自分の持ち分をうまくまとめた。

そんなことを経験してか、それとも週末に家の中が片付いたので運気が良くなってきたのか、いつもの月曜日よりも気が楽だ。

 

思えば、俺がやっている今の仕事は、俺にしかできないんだよね。俺ができないんです、と言ったら、誰にもできないってことなんだった。

無理することない。

だが、そう書かねばならない今の自分、やはり何かを我慢しているのだろう。

 

やってる仕事の意味や意義がわからなくなってきているのかもしれないな。