風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

ドラゴンクエスト11 ベロニカ

注意。この記事はネタバレを含みます。

 

 

 

 

遊ぶ前から彼女が死ぬことや、復活することは、節操ないネット民によって暴露されていたので、ついにそのシーンにたどりついた俺としては、彼女が死んでしまうことについては驚きはなかった。遊んでいたときの俺の関心事は、どうして彼女が死んでしまうのか、といえことと、それをどのように描いているのか、ということだった。

やっとベロニカを見つけたと思ったら、彼女は疲れて眠るように気にもたれて絶命していた。

俺としては、ん?あれ?

もう既に死んでしまっていた?!

というショックであった。

全ては過去に終わっていたのだ。

そこに死の真相だけを残して。

 

世界樹に事件が起きてからパーティは離散してしまい、一時的に話をドライブする力は弱くなる。

おかげで俺はすっかりドラクエをやらなくなってしまっていた。物語がいったん断絶して、また新たな気持ちで遊ぶことになるのだが、うまく心が切り替わらなかった。

もしも、ベロニカが死ぬシーンをその前にしっかり入れていたらどうだったろう。

俺なら主人公に、死のうとしているベロニカを止めますか?はい、いいえ、と選ばせていたと思う。どっちにしろベロニカの決意を変えることはできずに、世界は大変なことになるのだが。そしてベロニカは命を散らすだろうけれども。

そんなことがあったら俺も、ベロニカの死を無駄にしない、ウルノーガお前ブッ飛ばす!と、かなり頭に来てゲームに熱中できたのではないかと思う。

今のように中だるみしなかったと思う。

ここは俺がいうようにして欲しかったな。今の状況は、ベロニカが死んでしまったことがわかり、悔しさは湧くけれども、何だか今ひとつ感情的になれない。死ぬシーンにしっかり立ち会うか、そうでないかで物語への入れ込みはかなり違っていたと思うのであった。