風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

あと3日 filmora はじめました

必死に5:30に布団を出て息子に朝ごはんを食べさせて、学校に行くのを見送った後、土石流のような抵抗できない眠気がやってきて、布団で寝てしまった。8:00頃に起きたのだが、ヘッドホンで寝ながら聴いていた動画の声があまり睡眠には良くなかったのか、寝たはずなのに悲しみが心に広がっていた。夕立前の暗い曇天のように。

 

仕事が憂鬱という感覚が頭にこびりついているので、それをそろそろ何とかしないと、仕事始めに使い物にならないぞ、このままでは。そんな焦りが出始めた。

今のこの閉塞感を打破するためには、何かやってなかったことを始めなくては、と、クローゼットに仕舞い込んでいたアルトサックスを吹いてみた。引っ張り出したのは5年ぶり以上か。もう寄る年波で満足に音も出ないかもしれないと思ったが、そうでもなかった。ただ運指はかなり忘れていて、ファのフラットの運指はよく出てくるのだが、思い出せなかった。

楽譜もどこかにあるはずなのだが、本棚をいくら探しても見つからないので、楽譜はあきらめて適当に吹き鳴らした。それでも何だかスッキリするものを感じた。

こういう芸術形の刺激が長いことなくなっていて、それで脳味噌が少し元気をなくしていたのかもしれない。

 

これに気を良くして、9000円でソフトを買った。動画編集ソフトでfilmoraという名前。動画編集できるようになったところで、YouTuberになる予定もないし、なりたくても発信するコンテンツもない。と、このソフトの存在は知っていたが、買うことは尻込みしていた。が、サックス吹いたら元気になってきたので、このまま一気に行こう、と買ってみた。

買ってみて大正解。

面白い。動画の編集。ここに音楽を入れてみよう、とか、色々試してみることで、脳味噌が活性化してきて頭が前向きになってくるのが自分でわかった。

創造的な趣味、芸術的なことをする趣味は、心が自信を無くしているときには有効なのかもしれない。

 

意外と動画の編集は簡単。30分くらいで、サンプル用の音楽や動画を組み合わせて、10秒くらいの動画を作ってみた。

これだけのものがこんなに簡単にできる。

 

昼間はデリバリーピザを注文。雪で道が凍っているので、坂道で滑ることが心配だったので。

そして息子と、アニメの王様ランキングを4話分くらい見てしまった。少しずつ大事に見ていくつもりだったが、息子がもう止まらない、と言って次々と見てしまった。俺はどの回もちょっと泣けそうになりながら見ていた。このアニメは物語がすごい。先の展開が読めない。でも、伏線はしっかり張ってある。

そのあと、息子はスプラトーン2を友達とやるために別の部屋へ。俺は動画編集ソフトの研究に邁進。

 

晩御飯は豚キムチと、鶏肉と玉ねぎのバター炒め。食卓が地味で申し訳ないが、頑張る時と、手を抜く時とが俺にもあって、今日は厨房で頑張りたくなかったので、まあよしとする。息子は出てきたものに文句を言うことはほとんどない。おかずが足りないと思ったら、文句を言わずに自分で何かふりかけとかを探してご飯にかけるような性格だ。争いごとが嫌いなのだ。こういうところは俺に似ているかな。

 

動画編集ソフトをMacで動かしてみたおかげで、頭がほぐれてきてグラグラしていたメンタルに、少し根が張ってきた。これなら集団圧力や、苦手な人のパワハラ的な圧力に負けてしまわずに、俺は自分の好きなようにやる、という気持ちを保てるかもしれない。

長く休んだので未読メールが200通くらいたまっていると思う。仕事始めの前に休みのうちに読んでおこうかどうか迷っているのだが、このまま読まずに、太々しいモードのままで仕事始めに突入しようと思う。読んだら負けだ。