風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

エルデンリングの世界

厳しい。少しずつしかレベルがあがらない。敵を倒すとルーンというものがたまっていき、それが一定量になるとレベルが1つあがる。レベルがあがってもそんなに急に頑丈になったりはしないので、元の場所で地道にコツコツと弱い敵を倒して、そしてまたレベルあげである。

トレントという馬に乗って遠くに行けるようになったが、調子に乗ると周りは強いやつだらけ。おれはまだゲームを始めてから3つしかレベルがあがってない。すぐに死ぬ。100回くらいゲームオーバーになった。弱いので基本、逃げてばかり。そしてその世界の広さと大きさに圧倒されて、おれはこの世界でどうやって成り上がっていけるのだろうか、と圧倒される。レベルの低さは、この世界にいた時間の短さで、言ってみれば若さだ。

若いのでわからないことだらけだし、弱いし、逃げるしかない。逆にいえば、やがて時と共に逃げるしかなかった相手とも切り結んでいけるようになる、という楽しみがある。

 

ネットを見るとこの苦労を解消するような、裏技的な便利な立ち回りの記事が出回っている。それらを見てその通りにしたなら、今のこの心細くて情けない状況から卒業して、ヒリヒリするような怖さも無くなるのだろうけれど。

そんな勿体無いことしたくない。この、弱くてなにをやってもすぐに死にそうになる、この場違いな感覚こそが、旅の楽しさだし、こういうゲームをやることの良さだと思う。

そういう記事をあげてある人は親切半分、自慢半分というところだと思う。

貧乏旅行で苦しんでいる人は、それを少し楽しんでもいる。そんな人に札束をちらつかせて、これ使ったら?と誘いかけるような、そういうネットの記事は、見ていて無粋なものを感じる。

 

俺も出来るだけネットの記事は見ないで遊び続けようとは思う。少しはよし、としたい。ガイドブックは貧乏旅行でも使うから。