風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

アンダーニンジャ

アイアムヒーローの漫画家が出している、この世界に忍者が暗躍していたら、という設定のオフビートで緩めの活劇。設定もよくわからず、各登場人物の狙いも、考え方もよくわからない。

アイアムヒーローは、サバイバルホラーとして前半はとても好きだった。が、途中から話をまとめようとしてむしろ腰折れ、原因も解決方法もわからないままに、よくわからないゾンビものとなってしまった。この作者は、話を組み立てるのがあまりうまくないのか、編集者が無能なのか、何を読みたくて次の話を読むのか、が自分にはわからなくなってしまった。

生理的に不快になるような人や言葉が出続け、ゾンビホラーならそれはリアリティになるが、日常を描く話になったので、誰にも感情移入できない、それどころかみんな好きになれない、というキャラクターの描き方。

世界はメチャクチャでも構わないので、一人くらいは感情移入できるキャラを話に入れておく方が良かったのではないかな。