風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

捨てられた1日

午前3時まで寝られないと朝起きても頭の中に闇がわだかまっているようだ。考えがまとまらないし、そこはかとなく悲しい。

丸いフランスパンを切って焼いたシャウエッセンを挟んだものが朝ごはん。

朝ごはんを出した後、ヘリオスという会社の株価を見守る。チャートは文句なしのいい形になっているし、出来高も申し分ない。が、連日あげていたので本日は下げるようだ。そっか、今日は下げるのか、と。あがっている銘柄が多い中、オレの持ち株たちは今ひとつ。ヨメも湖北という会社の株を利益確定で手放した。なかなか手堅く儲けを出している。彼女の方がオレよりも投資に向いていそうだ。

眠くて買い物に行ったり凝ったものを作る元気が出ない。パスタを茹でて、レトルトのソースをかけたものを息子とオレの昼ごはんにする。

 

火災保険の証書をツマに見つけてもらい、そのお返しにコーヒーメーカーでコーヒーを出した。使い方を教えてもらった。コーヒーメーカーの中にあった潰した豆をレンジで乾燥させて、キッチンペーパーで包んでトイレに入れてみた。いい消臭剤になるとネットで誰がが言っていたので。

 

浅野いにおの漫画、デデデデ、が、映画になる。無料になっていた4巻までネットで読んでみた。浅野にいおの本は、海辺の少女、おやすみプンプン、を読んだことがあり、いずれも記憶に残ってしまう独特の作品だ。デデデデ、も、設定や登場人物がどれも大変ユニークでそこがとっつきにくく感情移入しにくい一方で、無視できない違和感となって心に残り続ける。5巻からは有料なので読むのをそこでやめた。

録画がたまっているNHKの、feeling Englishを3回分視聴。

 

やがて自分も死んでしまって退場するんだよなあ、と、布団の中で思う。これでいいのか、と。これじゃいけない、という根拠もなく、なんだかモヤモヤした。今日をいっそ思いきり無駄に使ってやろうと思い、ネットでエロ動画を久しぶりに物色。

エロというのは、裸体とか生殖器官とかにあるわけではないと思う。ある種の緊張関係とそれを踏み越えるときの解放にある、と古臭いことを考えている。なので、今どきのエロ動画には全くそそられない。どの動画もすぐにエロ行為に走ろうとする。その方が作り手も頭が楽だし、視聴者もダイパが良いのだろうか。わかってないな、と、思う。作り手も視聴者たちも。

田山花袋の「布団」みたいな世界の方が、エロとしては味があると思うのだがなあ。

さりとてエロ動画は、無限と言いたくなるほどたくさんある。ゴロゴロしながらサンプルを眺めているうちに1時間が無くなり、見事に無駄に時間を過ごした。そしてついに眠くなり1時間くらい眠った。

 

晩ご飯の準備をした。生協さんから届いた具材を炒めるだけでできてしまうので簡単だ。

 

こうして何もしない、捨てられた1日ができた。