風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

10,000歩

散歩日和になった。

手放しに散歩日和といえる週末は年に10回くらいだろう。春と秋にしかない。ブックオフで安くなっている本を買いに行こうとおもった。なので、江田駅からセンター北駅まで川沿いを歩くことにした。歩いて40分くらいの道のりだ。青空がうれしい。藤井風の曲を聴きながら歩く。

 

比べるものはなんもない

勝ちや負けとかいっさいなーい 

「まつり」

 

与えられるものこそ

与えられたもの

すべて 手放そう

「帰ろう」

 

藤井風の歌には死の匂いがするのだが、不吉な感じではなくて、そこには祝福が感じられる。

全て変わっていくのだな、そしてそれを受け入れていくしかないのだな。

のそのそと歩きながら自分に言い聞かせる。

息子が家で昼ごはんを待っているので、あまり悠長にもできない。外食している場合でない。

ブックオフで良さそうな新書を2冊買った。1300円した。もっと安いコーナーで物色したらよかったか。しかし満足のいく2冊であった。これについてはそのうち書く。

ペットエコの魚館で魚を物色した。

 

武田双雲に感化されて、あるある、と数えるクセが自分にもついてきた。命がある、仕事がある、家族がある、青空がある、交通手段がある。あたりまえと思ってもいいと思うが、それらをありがたいことだと思いはじめると、一切皆苦と仏教でいわれるこの世界をうまく強く生きていけそうな気がする。

 

息子にハンバーガーを買ってやり、帰宅。妻は支給される380円のコンビニ弁当で、ボーイスカウト活動の支援をしている。オレがおととしチクチク病を発症したきっかけになった(と、思っている)弁当だ。

 

スマホの万歩計は本日の歩行数を10,000以上を示していた。

息子はひとりで海の夕日を見にいくと言っていたが、5時過ぎると外は真っ暗だよというと気が変わったらしかった。

晩御飯を息子も食べるならちゃんとしたものを作ろうと思い、オレはクリームシチューの材料を買いに出かけた。

道の途中でパチンコに行こうかなと迷った。少し迷った。パチンコ屋へ行く道の青信号が点滅していた。これを渡ろうとして、赤信号になったら行くのはやめよう、と、決めた。そして渡ろうとした途端にキッパリ赤信号になった。

買い物にいき、帰宅した。

すると、息子が熱が37.8度出たよと教えてくれた。なんということ。パチンコなんぞに行かなくてよかった。神様が、まっすぐ帰れ、と導いてくれたのだなあ。

ねぎ焼きを作ってやったら、うまいうまいとおかわりしてきた。ネギを1.5cmに切ったものを10くらい作る、ごま油とウェイパーで焼く。すりおろしのニンニクを小さじ一杯入れるのがオレのやり方だ。

息子は布団に入って眠りについた。

 

クリームシチューを作った。

クタクタになって帰ってきたツマと、熱の下がってきた息子と3人で食べた。センター北駅のシュークリームを食後に食べた。

濃い1日だった。