風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

イヤだなと思う人

先週はお客さんのシステムが動かなくなり、てんやわんやとなった。そんな騒ぎの中で、社内のプロマネ職の人に電話会議中になんだかよくわからないことで怒鳴られた。パワーハラスメントのような感じだ。ツケ狙われて意地悪されたり、いじめられたりはしていない。が、またなんだかわからないのに怒鳴られたりするかと思うと緊張してしまうし、こちらの意見もいいずらくなり、一緒に働くことにストレスを感じるので、俺の上長にこのことを連絡するメールを書いた。

イヤだなと思う人のことは思い出したくないが、ちょいちょい脳にフラッシュバックしてきて、なかなかに厄介だ。予期しないことで怒られた時のショックは、脳味噌の中で、忘れてはいけないこと、の分類にしまわれてしまうのだろうと思う。なので、忘れないようにと、脳が勝手にそのことを随時に甦らせるのではないか。やめてもらいたいのだが。

それから怒りや恨みを思い出す時の脳の刺激野は、なんと快感を感じている時のそれと同じだ、という話を聞いたこともある。怒ったり恨んだりするのは脳にとって気持ちいいことなのかもしれない。忘れたいと思っていても。そんなわけで、忘れてしまいたいイヤな人のことで自分も今少し迷惑している。

 

忘れるコツはあるようだ。

それは、別のことで頭をいっぱいにすることだ。読書がストレス解消になることはよく言われる。音楽を聴くのも良いようだ。時々思い出しても、忘れようとせずにそのまま放っておき、脳味噌にそれは大切なことではないんよ、と、わからせるようにする。風呂に入ったり美味しいものを食べたりするのも良いと思う。

一番いいと思うのは、身体に負荷をかけて、それどころではなくすことだろう。ジョギングしながら、なにかをずっと怒り続けるのはなかなか難しい。登山しながら誰かへの恨みを燃やす人はあまりいないと思う。スポーツマンだって人のことを恨むとは思うが、試合中に、あん畜生が!と思い出している人はいないと思う。

 

そのことについてわざわざ自分から考えたりしないことが大切。なんで怒られたのだろう、あの人の性格はどういう傾向があるのだろう、とか、次はこうしてやるぞ、とか、考えると、また脳味噌がそれらを大事なことBOXに入れてしまうからだ。

記憶が強化されてどんどん忘れられなくなる。

嫌いな人のことは、あれも腹が立つ、これも腹が立つ、と、ついつい思い出してしまいがちなので、こうして書くのは簡単だけれど実践では、その怒りを、くだらないこととして捨ててしまわないとならないので、そこはむずかしい場合もある。

忘れてしまうことを自分で受け入れられない気質の人や場合もあるだろう。一生恨んでやる、と心に決めた人には、今回の記事はなんの参考にもならないと思う。

 

俺はわりとすぐに、ヒトを分析して、納得のいくかたちに整理してからしまっておきたい、というクセがある。これはこの場合は、それについて考えてしまい忘れにくくなって状況を悪化させてしまうのでやめておきたい。彼を理解不能な宇宙人だと定義して、分析することを避けよう。ネットなどで、パワハラなどについて検索したりするのもよそう。

 

まとめ

寝たきりの人は恨みつづける。

 

 

これを書き終えてツイッターを読んでみたら、ちょうどtestosterone氏がこんなツイートをしたばかりでタイミングバッチリだった。

 

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