村松健の曲を聴きながら歩き続けた。
もうやめたい、と成瀬で思った。が、町田まで歩いたら勝利を味わえると思い、だいぶ重くなってしまった足を引きずって、横浜線沿いに町田駅まで歩いた。もうやめたい、と、いうところを超えないと意味がない。達成感がない。征服感がない。歩いた意味がない。そして道路標識に「町田駅」と書いてあるのを見た時には、ちょっとドーパミン出た。
もう限界は近かった。
オレもやれるんじゃん、と、感心。路端に爬虫類カフェの店を発見。いいもの見つけた、と思った。
今日はやっているはずなのだが、クローズしていた。駅の中心から離れすぎで、潰れたのかもしれない。
大黒や、という回転寿司の店で寿司を食べる。
美味しかった。が、ネットの評判ほどの味でもない。ここまでの評価はつけすぎではないか、と。期待してなければ、茶碗蒸しや味噌汁までランチメニューにつけてくれていて良心的だ。
平日の昼間から酔ってるオッサンとおばさんがやかましくて、月曜から夜更かしか、と思った。その場末な感じは嫌ではなかった。おじさんの頭が見事にピカピカに禿げていた。
今夜はきっとよく眠れる。
家に帰ってから、うたた寝してはならない。