NISAと円安を支えに今年になって上がってきた日経平均だが、俺の好む銘柄は大手の会社ではなくてニッチな産業ばかりなので日経平均の伸びをまったく享受できず。自分が悪いので誰も恨んではいないが、もっと新興企業にも資金が入ったらいいのに、と残念がっていたところへきての日経平均の暴落。自分の持ち株も炎上しているが、こちらはいい材料が出てくればあがるだろう。ちょっと不自然なくらいに上がっていた半導体の東京エレクトロニクスを空売り。大昔に、空売りで大やけどをしたことがあるので、空売りにはいやな記憶がついて回るのだが、それだけにもう無理をして同じ失敗をすることは決してない。
東京エレクトロニクスは最低単位が300万円なので、こんなの触りたくないなと思いながらも、窓を開けての大きな陰線。たった1日で大量の人が含み損になった。こんな空売り向けのチャートはめったにない、と考えて参入。
来週も半大体は弱そうなので今回の取引はもうけが出そう。
欲を出すとろくなことにならないのが自分の過去なので、ほどほどのところで利益を確定するつもり。余暇の楽しみで過去のいろいろな会社のチャートを眺めて、こういう風になるとこうなりやすいのだな、と酒の肴にしてチャートを見ている。
こうなったからにはこうなるだろう、という思い込みがこれまでずっと強かった。謙虚さが足りなくて思い上がっていたので、相場に罰されてばかりだったが、間違えたと思ったらすぐに損切りする心ができてきたので、勝つかどうかは別としても、大負けすることはなくなっていくだろう。
テスタという相場の達人へ相談する動画を見ていると、
「損切りをうまくやるには?」
という質問をしていたりするが
「損切りにうまいも下手もない。ただ損切りするだけ。損切りした後でまたあがってしまうことはいくらでもあるけれど、それは損切りの失敗ではない」
と答えていた。損切りというものの考え方そのものが達人は違うのだ。
損きりはただ、自分の計画に即して実施するだけなのだ。
こういうことを30代の頃に学んで身につけていたら、今頃はもっともっと金に余裕のある人生になっていただろうなと思う。