風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

リフレッシュ、の定義

代休を取った日の朝。なんだか、仕事のことが気になって、仕事のことをうまく今日忘れることができるだろうか、と感じた。実際、午前中はあの質問への答えはどうしようとか、あれについての回答が来たらちゃんとそれに見合ったアクションが必要だよな、とか、仕事に関することをあれこれ思い出してしまっていた。

が、昔の写真を整理したり、いらないネクタイを選んだり、8000歩を歩いてみたり、そうしてMACでSpriteKitというソフトを使ってゲームを作ってみたりしているうちに、すっかり仕事のことを忘れることができた。このSpriteKiteの本はとてもいい本を持っているのだが、何しろちょっと古すぎて、この本に書かれている命令がそのままでは今や動かないのだ。最新版ではどのように命令を書くのか、を時々調べながら進まないといけない。ネットで探して、そして真似してみて、と試行錯誤の末にやっと本にのっている通りの動きを獲得すると、じんわりと嬉しい。その嬉しさで、またさらにプログラムを書いてみる。そんなことを繰り返しているうちに、時間の経つのを忘れた。

やはり俺はコンピュータのプログラムを書くのが好きなんだな。書いてみて、試して、そして思い通りにならないので、直して、繰り返しが。小説を書くのも好きだけれど、小説はどのように書いても自由なので、そこが楽しくもあるのだが。コンピュータに命令をして、それが自分の思い通りになった時の快感は格別で、そこにエンジニア業の面白さがあるのだと思う。